福岡を釣る、福岡を食う。

ルアー釣りを中心に、シーバス、メバル、アジ、 さらには貝やカニなどの海の幸をキャッチ&イート。 楽しければ何でもありな、福岡市在住の家族の日記です。

2014年06月

6月14日 晴れ 強風  
大潮 満潮/10:11 干潮/16:53
時間 15:00~17:00ごろ

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ちょっと前の更新です。

息子に釣りをせがまれ、でも、大潮で干潮の時間帯の釣行、
ということで、それでも可能性のありそうなN漁港穴釣りを選択しました。

かなりの強風下でしたが、結果はご覧の通り…。

2014-06-14-15-23-49
ミニカブ1号。

2014-06-14-15-31-01
ミニカブ2号。

2014-06-14-15-34-50
ミニカブ3号。

2014-06-14-16-27-41
ミニカブ4号。

2014-06-14-15-49-13
おまけのアイナメ。


ということで、ド干潮の時間帯にしては数は釣れたのですが、
とにかくサイズが極小…。

結局全部リリースしました。

今回は最初から穴釣りを想定し、ぶらくりを初導入したのですが、
釣果としては胴付と変わりませんでした。
何か使い方にコツでもあるのでしょうか…?
日々これ修行ですね。


ではまた!


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■1993年7月7日 自転車日本一周旅行 第7日目
 ・スタート 6:00 青森県三戸郡五戸町
 ・ゴール  15:00 青森県青森市 
 ・走行距離: 約110キロ            
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日本一周7日目、七夕の朝。
前夜の宿泊地、五戸町のオートレストランを、朝6時に出発。
一路、青森市を目指します。

しばらく走ると、七戸町。
ストーブ列車で有名なローカル線、南部縦貫鉄道の路線が、
国道に並行して走っています。

非常にのどかな道を、ひたすら北へ。
60キロほど進んだところにあるのが、陸奥湾に面した野辺地町。
東北を突っ切って、ついに陸奥湾までやってきました。
福島県で見て以来の、久しぶりの海です。

沿道にはこんな看板がありました。

2014-06-14-00-31-12

意味はよく分かりませんが、
まさに、陸奥湾らしい交通安全の取り組みです。


ここからは、西に針路を取り、
陸奥湾に沿って40キロ先の青森を目指します。

下北半島を望む漁港で、ちょっと休憩。

2014-06-14-00-31-37


そして、午後3時。
青森港に、やっとたどり着きました!!

2014-06-14-00-32-09

停泊する連絡船が見えます。
明朝、この船に乗って、北海道に上陸する予定。

たった数日前まで、寝不足と痔に悩まされていた僕が、
ついに、ここまで来ることができました!

2014-06-14-00-32-27

今夜の宿泊地は、ここ青森港フェリーターミナル。
24時間運用されていて、今日も安心して眠れます。

ちょうどこの日は、この年から始まったJリーグの最終節、
私の当時の地元、茨城県の鹿島アントラーズが、
見事初代王者に輝きました。

arusind
主力は、懐かしいこの人!


ターミナルのテレビで、記念すべきその試合を見てから、
翌日からの旅に備えて、眠りに就きました。


アルシンドが活躍してたくらいずいぶん昔のことなので、
この夜すぐに眠れたかどうか、もはや全然覚えていませんが、
いよいよ明日から北海道ということで、
興奮してなかなか眠れなかったのではないか、と思います。


【 8日目につづく 】

【 1日目から見る 】


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■1993年7月6日 自転車日本一周旅行 第6日目
 ・スタート 4:00 岩手県岩手郡岩手町
 ・ゴール  19:00 青森県三戸郡五戸町 
 ・走行距離: 約80キロ            
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皆さんは、「オートレストラン」って、ご存知でしょうか?


幹線道路沿いにある、このようなお店で、
館内には、飲み物から食べ物、ゲームまで、
ありとあらゆる自販機があります。
というかむしろ、自販機しかありません。

↓詳しくは、この写真の掲載元でもある
 NAVERまとめが非常にわかりやすいです。
http://matome.naver.jp/odai/2135082845452446401


今でこそ、どこにでもコンビニがあり、
24時間いつでも暖かい食べ物や飲み物を入手できますが、
コンビニ店舗網が発達する以前にそのような役割を担っていたのが、
このオートレストランなんです。

コンビニの発展とともに淘汰され、最近はまず見かけることがありませんが、
私が旅行していた1993年当時は、特に東日本地区には、
主要国道沿いにまだまだたくさんの店舗が存在していました。

640px-Automat,Auto_Restaurant,24Marusyou,Katori-city,Japan
自販機には、普通のジュースはもちろん、ハンバーガーやうどんまで。
たばこの煙が充満する中、響き渡るテレビゲームの電子音…。
とまぁ、非常に不健全な場所で、実際に利用している人も、
長距離トラックのドライバーや地元のヤンキーなど、
間違ってもオシャレな若い女子は決して見ることはない場所です。

こんな店の存在を知らなかった私としても、
旅に出た当初は、非常に敷居が高いというか、入るのに抵抗のいる場所でした。

ですが、コンビニの少ない東北地方などでは、
オートレストランの存在は非常にありがたいもの。

しかも、24時間営業で畳敷きのスペースもあったり、
店によってはオーナー(たいていは寡黙なおじいちゃん)が常駐してたり、
ゲームのピコピコ音がうるさいことを除けば、
実は、宿泊場所に求められる条件を満たす場所でありました。

この6日目は、旅に出て初めて「オートレストラン泊」を決め込んだ日。

そんな6日目のレポートを書いてみたいと思います。

===

2014-06-01-00-36-31

「石神の丘美術館」にて、
あまりの寒さのせいで、ほぼ徹夜で迎えた6日目の朝。

ここから先、防寒対策をきちんとせねば!
と、新たな課題を認識しつつ、
まずは体を温めてから、出発です。


この辺りは、
国道4号線と、JR東北本線という北日本の大動脈は走っているものの、
とにかくものすごい山奥。
当然ながらアップダウンも多く、寝ていない体には堪えます。

やっとのことで十三本木峠を超え、一戸町へ。
「○戸」という地名に、青森に近づいたことを実感。

さらに進むと、二戸市。
そして、その先には、三戸町。

2014-06-09-01-30-32
(ロードレーサーの人に軽快に抜き去られてます…)

ここからいよいよ、青森県です!

道中の国道沿いにはアウトドアグッズ量販店もあり、
シュラフと断熱アルミシートの購入もできました。
(お金がないのでテントの購入は断念…引き続き野宿スタイルを貫きます。)


2014-06-09-01-31-01
新たな装備強化が嬉しかったのか、こんな写真も撮ってました。


しかしまぁ、本当にこの日は体が重い…。
一戸・二戸・三戸と来た勢いで、なんとか
すべての「戸」をクリアするのをモチベーションにして漕ぎ進みます。

ですが、なぜか、三戸町の次にあらわれたのは、
五戸町でした…。

地図で調べても、「四戸」はありません…。
それ以外には、「九戸」まではすべて存在するのですが、
それらの「戸」も、番号通り並んでいるわけでもなく、
「戸」の全制覇のためには岩手に引き返す必要があったり、
とにかく無理っぽい状況。
まぁ、たいしてこだわりもないので、全制覇はあっさりあきらめました。

参考:「戸」についての分かりやすい解説が、青森県HPにありました。
http://www.pref.aomori.lg.jp/kids/cld-himitu-name2.html


五戸町から青森市までは、約110キロ。

7日目に青森市に着く、という当初の計画は、
この辺りまで来ておけば十分達成可能。

今日はむしろ、しっかり休んで体力を回復すべきと思われます。

そんなことを考えていた矢先、
ちょくちょくコンビニ代わりに利用する中で、
実は宿泊場所としての条件を満たしているのでは、
と思っていた、「オートレストラン」を発見!

中をのぞいてみると畳の小上がりもあって、横になりやすそうですし、
気の良さそうな管理人のおじいちゃんもいるので、
ヤンキーに襲われるリスクもないでしょう。

80キロ地点の五戸町。
いつもより走行距離も短く、時刻も早いですが、
明日に備えるためにも、今日の宿泊先は、ここに決定!

おじいちゃんに挨拶をして、
小上がりの一角におろしたてのシュラフを敷き、
横にならせてもらいました。


いよいよ明日は、本州最後の日!
いい眠りをして、節目の青森港を目指します!



【 7日目につづく 】

【 1日目から見る 】
   

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■1993年7月5日 自転車日本一周旅行 第5日目
 ・スタート 6:00 宮城県栗原郡金成町(現栗原市)
 ・ゴール  20:00 岩手県岩手郡岩手町 
 ・走行距離: 約130キロ            
==========================

5日目のレポートのその前に、ちょっと回想小噺的なことを書きます。

こういった冒険旅行の際に解決が必要な問題の一つに、
『どうやって夜を明かすか』という問題があります。

事実、これまでにまとめたように、
私も最初の数日間、というかほぼすべての日、この問題に直面しました。

長旅の基礎となる体調管理に直結する、夜の過ごし方。
特に問題になったのは、以下の3点。

【①ヤンキーや有害生物の問題】
 人間だれしも寝ている間は無防備状態。
 この状態で襲われたら危険極まりないですし、
 仮に命は助かっても、財布等を盗られれば、いずれにせよ旅はジエンド。
 それに、そもそも襲われなくても、
 「襲われるんじゃないか」という不安自体は、常につきまとうわけで。
 つまるところ、ヤンキーだけでなく、内なる自分の弱さとの戦い
 というのが、この問題の本質だといえます。

【②コストや計画自由度の問題】
 毎日旅館に泊まる財力さえあれば、この問題はすべて解決。
 ですが、そんな金ないから自転車で旅行しているわけで…。
 これらの課題を解決する一つの解が、キャンプ場だと思うのですが、
 そんなに都合よくキャンプ場があちこちにあるわけじゃないし、
 計画通りにたどり着ける保証もない。
 当時は、調べる手段も限られてたし、そういう意味でも、
 私にとってはあまり魅力的な答えではありませんでした。

【③気温や天候の問題】
 夏だし、凍えることなんてないだろう、と高くくってたんですが、
 南北に長い日本列島。九州育ちには想像できないくらい、
 夜の気温が低い場所があるんです。
 寒いと、風邪ひくとかそんなレベルの前に、
 凍えて全く眠ることができません。
 ですので、気温の対処は、まさに死活問題なのです。


旅立ちに際して、私、前にも書きましたが、特に下調べもしてなかったため、
「別に、横になる場所さえ確保できれば、いくらでも寝れるだろ。」
という判断のもと、当初は、テントはもちろん、
シュラフすら持っておりませんでした。

そんな甘い見通しで出発した旅は、
さっそく初日から、上記①と②、すなわち身の安全にまつわる問題に直面。
すでに記事にも書いた通り、何とか折り合いをつけて対処しておりましたが、
実は、5日目のこの日は、新たに、③「気温と天候」の問題に直面した日でした。

それでは、5日目のレポートです!

===

日本1周旅行、5日目!
今日も早起きで、朝6時には、
宮城県と岩手県の県境の駅、有壁駅を出発!

1キロほど走ったところで、岩手県に入りました。

2014-06-01-00-36-40
(本当は、岩手県一関市、と書かれていたはずですが…写ってません)

一関市をすぎると、平泉町。
そう、歴史の教科書にも出てくる、中尊寺で有名な平泉町です。

国道4号線にある表示看板を見ると、中尊寺はどうやら国道のすぐ脇にある様子。

思えば、これまで5日間の旅の間、
一度たりとも観光名所には立ち寄っていませんでした。

理由としては、余裕がなかった、というのもありますが、
そもそも私、今でもそうなんですが、名所旧跡にはあまり興味がなく、
景色や街並み、自然を見るだけで旅に十分満足してしまうタイプだ、
というのもありました。

ですが、まぁ中尊寺は超メジャーな場所ですし、
なかでも金色堂は他のどのお寺でも見れない貴重なものですから、
ちょっと朝早いですが、
今回の旅で初の「名所訪問」と洒落込むことにしました。

2014-06-01-00-34-59
こちらが、敷地入ってすぐの、弁慶堂。
(とくに有名な建造物ではないですが、初めての観光ということで、
 張り切って撮っちゃったようです…。)

2014-06-01-00-35-59
そしてこちらが、自転車や徒歩で旅する「放浪系」の人種から、
いまだに絶大なリスペクトを集める、松尾芭蕉翁。
私も、放浪系の端くれとして、写真を撮らせていただきました。


さらに奥へ進むと、かの有名な「金色堂」の表示を発見。
早速行ってみると…。

2014-06-01-00-35-46

当たり前ですが、金色堂は雨ざらしで建っているわけではなく、
ご覧の覆堂(さやどう)と呼ばれる建物の中にあるのでした。
(現在の覆堂は戦後にコンクリートで作られたもの。
 ですが、13世紀から、木造の覆堂で保護されていたとのこと。)

つまり、この中に入らないと、金色堂を見ることはできないわけです…。

開館までは1時間以上あります。
今思えば、待ってでも見るべきでしたが、当時はとにかく先を急ぎたいのと、
ぶっちゃけそこまで興味もなかったので、
覆堂だけを拝むというありえない判断を下し、中尊寺を後にしてしまいました。

(ちなみに、金色堂の写真は、こちらで見れます。
 中尊寺公式サイト http://www.chusonji.or.jp/index.html


平泉町から先は、水沢市、江刺市、北上市と、
似た雰囲気の地方都市が続きます。

結構な距離を走っても雰囲気が変わらないあたり、
さすが日本一広い岩手県です。

2014-06-01-00-36-08

国道横に滑走路がある花巻空港を過ぎて、
写真の北上川を渡り、午後4時ごろ、
やっと盛岡市にたどり着きました。

盛岡の街も、仙台ほどではないですが、けっこう大きい印象。
ちょうど下校時間帯だったせいか、
学生も多くて、何だか活気を感じました。


さてさて、そんな感じで盛岡市を抜け、農村地帯に突入。
気づけばそろそろ今日も、「野宿の時間」です。

冒頭に書いた条件を満たす場所として、
これまでの数日間有力だったのが、「無人駅」。
ということで、JRの無人駅の様子を見ながら進んでいきます。

最初に見つけたのが「渋民駅」。
乗降客が多くて怪しまれてしまいました。
逆に目を付けられて夜襲いに来られるのも怖いので、ここはパス。

その先の駅は、「好摩駅」。
ここは、村なのに意外と大きな駅で、
夜中にヤンキーがたむろしそうな雰囲気が…。
なのでこちらもパス…

気づけば、さらに隣町へ。
そこでやっと良さそうな場所を見つけました!

彫刻を屋外に並べた公園、「石神の丘美術館」。
(公式サイトはこちら→http://ishigami-iwate.jp/index.php

高尚な場所なので、ヤンキーはまず襲ってこないし、
万が一、芸術家肌のヤンキーが襲ってきたとしても、
美術館なので当直の人がいるから安心。
まさに野宿に最適な場所。

飯食ったりいろいろしてるうちに、時刻はすでに11時。
真っ暗なので、どんな彫刻があるのかさっぱり分かりませんが、
満天の星空の下、丘の上のベンチで横になります。

旅に出る前に想像していた、星を見ながら眠る夜が、
ついに実現した!

と思ったのですが…。


全然それどころじゃありません。


東北を舐めてました。

なぜなら、寒いのです!
(後で調べたら、確か15℃くらいだった気がします…。)

テントはもちろん、シュラフも何もないので、
この寒さに耐える手段がありません。

しかも、ベンチに直で寝てるので、冷えたベンチの木に体温が奪われます。

7月なのに凍える!
あまりに日本を知らな過ぎたことを反省しました…。

2014-06-01-00-36-31

ほとんど眠れずに、夜が明けました。

朝日をバックに彫刻が立ち並ぶ幻想的な光景ですが、
そんなものを楽しむ余裕はなく、
太陽にあたって爬虫類のように体温回復に努める私。


そして、迎えた6日目。
この日の目的は決まりました。

とにかく「アルペン(的な店)」を探して、まずはシュラフと断熱シートを買うこと!

そう、今僕が向っているのは、『試される大地』北海道!
何が試されるのかは全くわかりませんが、
少なくとも東北よりは確実に寒いはず。

まだ見ぬ旅路をしっかりと走るために
できる対策は入念に…。

いつの間にやら、そんなことを考えられるようになっていた、
旅行6日目の、朝でした。



【 6日目につづく 

【 1日目から見る 】


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