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■1993年7月15日 自転車日本一周旅行 第15日目
・スタート 7:00 北海道枝幸郡浜頓別町
・ゴール 17:00 北海道紋別郡雄武町
・走行距離: 約90キロ
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7月15日AM7:00。
肌寒い曇天の中、前夜の宿泊地、クッチャロ湖の記念写真を。
白鳥の名所らしく、白鳥を模したオシャレな看板です。
今日の目標ゴールは、120キロ先のオホーツク海の拠点都市、紋別市。
市内にある、その名も「ライダーチャリダー共和国」という、
素敵な名前のライダーハウスに泊まってみたいな、と。
ルートも国道238号線をひたすら南下する一本道ですし、
普段のペースなら、7時出発なら確実に到達可能。
なのですが、
昨日と同様に、今日もオホーツク海沿岸は厳しい向かい風。
出した力の半分しか進めない、そんな感じが続きます。
30キロほど先の枝幸町についたのが正午前。
この感じだと、明るいうちに紋別に着くのは100%無理です。
とりあえず疲れたので、この街の食堂で昼飯を食って英気補充。
そして、再び出発。
この辺りはずっと、左に灰色のオホーツク海を見つつ、
右側には牧場が広がるという単調な景色。
そして、10~20㎞おきに小さな集落がある、といった感じで、
枝幸を過ぎると大きな町は50㎞先の雄武町までありません。
道中で唯一撮った写真も…
オホーツク海をバックに、牛乳の魅力をアピールする、
というまさにこの辺りを象徴する?看板です。
そんな感じで夕方5時に、やっと雄武町まで到達。
隣町までまだかなり距離もあるし、途中で日が暮れてしまうと、
完全に真っ暗になってしまって、ヒグマでも出てきたら怖いので、
今日はこの町で野宿と洒落込むことにしました。
冬になると流氷が押し寄せる極寒の地だけに、
ここいらのバス停にはだいたい扉付きの待合室が併設されています。
↓参考写真(歩いて北海道旅行をされている方のブログより。)
http://plaza.rakuten.co.jp/arukitsunagi36/diary/201407060000/
そんなバス停にちょっと間借りさせていただいて、一夜を過ごします。
当時を記録した地図を見る限り、バス停の場所は、雄武町共栄。
ここがどんな場所だったか全く思い出せないので、
すでに20年が経ってはいますが、
改めて「雄武町 共栄」でググってみました。
出てきたのは、「雄武町立共栄小学校」。
僕が泊まったバス停の裏手にあった小学校。
http://academic4.plala.or.jp/omkyoei/g/01gakkou/index.html
現在、全校生徒が5名。しかも全員男だそうです。
運動会では、家族や卒業生が参加してリレーとかの競技を成立させているそう。
そのくらい、人口密度の少ない農村地帯だったことを改めて実感。
そしてもう一つ、
「当時知ってればよかったなー」と思ったのが、こちら。
http://tabelog.com/hokkaido/A0110/A011004/1007546/
日本一うまいカツカレーが、なんとこの最果ての雄武町に!
僕が旅行している頃にネットが存在したら、
このカツカレーを食いに喫茶店に立ち寄ったりとか、
本当に旅がより内容の濃いものになっただろうな、と思います。
でも一方で、ケータイの充電場所をいつも気にしてないといけなかったり、
当時はなかった手間も増えたのかもしれませんね…。
ということで、ちょっとネタの少ない15日目でした!
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